そらとの突然の別れを悲しみつつ
新しく始めたドックトレーナーの仕事は
今まで身体を動かす事が嫌いだった私にとって
それはそれは、しんどいものでした。
最初は訓練の練習をさせてもらえず
ひたすら1日、犬の散歩。
毎日2万歩歩いて、体重は6キロ減り
足はバキバキ、身体もバキバキ。
毎日ぐったりしての帰宅。
こんなことずっと無理!
とっとと技術を習得して
早々に辞めるつもりでした。
そんな中、2024年9月に小型の繁殖から
訓練済みで販売する予定で来た
日本スピッツのみぞれが訓練部に
やってきました。
正直、私は先代の柴犬のコロに何度も
噛まれていたので、柴犬はもちろん
日本犬に対して、良い印象がありませんでした。
しかも、日本スピッツはとても吠える犬種で、
昔は「白い警報器」とまで呼ばれていました。
だから最初は、みぞれを迎えるなんて
微塵にも考えていませんでした。
みぞれを担当する事になってから
内心は噛み付かれるんじゃ無いか
扱いにくいんじゃないかと思ってたし
みぞれも最初は私に対して、めちゃくちゃ
警戒をしていました。
けど、トレーニングを重ねていく度に
ビビりだけど、大人しく素直で
気の強さもあるけど、人懐っこく
とても優しい子だとわかり
この子を迎えたい・・・と思うように
なりました。
けど、プロとして犬と
向き合って行くうちに
今までの飼い方は考えが浅かったし
そらに関しては、
がんになったのは私の責任。
と感じるようになっていて
自分を責めるとかじゃなく
それだけダメな飼い主だった
受け入れた時期でした。
だから、私には犬を
飼う資格はあるのか……
と自問自答をしてました。
* 写真は訓練部に来た日の写真。
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