パピーを迎えて、必ずと言っていいほどぶつかる悩み
――それが「甘噛み」。
小さな身体に、小さな尖った乳歯。
でも、あなどれませんよね。
本気じゃないはずなのに、
わりと本気で噛んでくる…。
気づけば手や腕が傷だらけ、
なんて飼い主さんも多いんじゃないでしょうか。
まず最初に、絶対に覚えておいてほしいことがあります。
子犬は必ず甘噛みをしてきます。
それはその子が「悪い子だから」ではありません。
犬にとって「噛む」という行動は、
本能的で、生きるために必要な大切な行為なんです。
例えば、敵に襲われた時。
噛んで反撃しなければ、
自分の命に関わります。
それくらい「噛むこと」は、
犬にとって重要な身を守る手段なのです。
だから子犬は、他の子犬たちとの遊びの中で
• どのくらい噛んだら相手が痛がるのか
• 自分が噛まれたらどれくらい痛いのか
を少しずつ学んでいきます。
これが、甘噛みという
行動につながっているんですね。
でも、人間社会では、そんなふうに
命を守るために噛む必要はありません。
だからこそ、「噛まなくても大丈夫なんだよ」
ということを教えてあげる必要があります。
NGな反応:「痛い!」と大きな声を出す
さて、ここでよくやってしまいがちな
間違った反応があります。
それは――
「きゃー!」「痛いー!」「やめてー!」
などと、甲高い声で反応すること。
実はこれ、子犬にとっては
最高に楽しいご褒美なんです。笑
「やったー!飼い主さんが遊んでくれてる!」
「もっと興奮しちゃおう!」
そんなふうに受け取られてしまい、
甘噛みがどんどん悪化していきます。
さらに、噛まれた手をブンブン振り回すと、
それはもう、子犬にとって最高のおもちゃ。
余計にテンションが上がって、興奮MAX!
正しい対処法:無言・無反応・無の境地。笑
じゃあ、どうすればいいの?というと…
その真逆をやることが大事。
• 無言
• 無反応
• できれば心から無
を意識してください。笑
噛まれても声を出さず、
手を動かさず、スッと身体にくっつける。
すると、子犬は「つまんな〜い」と感じて、
自然と噛むのをやめていきます。
それを繰り返していけば、「噛んでも面白くないんだ」
と学習していき、
甘噛みは次第に減っていくはずです。
すでに興奮させてしまっている場合は…
もし、すでに間違った反応を繰り返してしまっていて、
甘噛みが悪化している場合は…
また別の対処が必要になります。
その方法については、
またブログでじっくりご紹介しますね。
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