今は会社に所属し、
ドッグトレーナーとして働いています。
ワンちゃんは、小学校1年生の頃からずっと生活の一部にいて、
これまでに4頭と暮らしてきました。
だから、人よりは犬の知識がある。
そう思っていたけど、今振り返ると
「何もわかっていなかったなぁ…」と思います。
犬のしつけなんて簡単だと思っていた
その証拠に、最初は
「犬のしつけなんて1年くらいやればできるようになる」
「技術を習得したらすぐ辞めよう」と思っていました。
今思うと、本当に浅はかでした。
仕事に対しても、ワンちゃんに対しても、
バカにしすぎていたなと。
当然ですが、最初は思うように訓練が進まず、
辛いことばかりでした。
そんなとき、ある人にこう言われたんです。
「その考えは、ただの飼い主。それじゃ、訓練士にはなれない。」
めちゃくちゃ悔しかったです。
プライドを捨て、できない自分を認める
そこから、余計なプライドを捨て、
「自分はまだ訓練ができない」と認め、
何が足りないのかを1つ1つ分析し、
改善を繰り返しました。
この姿勢は、今でも続けています。
自分ができなければ、
お客様に説明することもできないし、
レクチャーもできない。
そもそも、ワンちゃんが言うことを聞いてくれません。
だからこそ、お客様に訓練を教えるとき、
自分の実力がそのまま出てしまいます。
「だって、私は素人から始めたし…」
「だって、私は学校に行ってないし…」
そんな言い訳はいくらでも出てきます。
それでも、この仕事がしたい!
と決めたのは自分だし
辞めたくないし、
まだまだワンちゃんのことを知りたい!
その気持ちが勝っているから、
今も続けられています。
苦手だった接客も楽しめるように
最初は接客が大の苦手でした。
でも、困っているお客様が、
ワンちゃんとの生活を楽しめるようになって、
笑顔になってくれる。
そんな姿を見るうちに、
私自身も「もっと役に立ちたい」と思うようになり、
接客も楽しめるようになりました。
この仕事を始めた頃は、
メンタルがズタボロだったのも事実です。
それまでの人生、世間や環境、人間関係、仕事に対して、
どこかナメていた部分がありました。
でも、ワンちゃんを通して、訓練を通して、
お客様を通して、まだまだ成長できる。
そんな自分であり続けたいと思っています。
そして、このブログを読んでくださった皆さんにも、
笑顔になってもらえたら嬉しいです。
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